適性検査を受けても学生側から見ることができないから何を評価されてるのかわからない…
実はこのように、適性検査の結果で落とされてしまうのではないかと思っている学生は非常に多いです。
そこで、この記事では現役人事が新卒就活の適性検査でどのような項目を見ているのかを解説します。
適性検査(SPI・スカウター)の概要
適性検査についてお話をしてきます。
弊社で使っているメインの適性検査はスカウターというものです。
スカウターでは、資質検査・能力検査・精神分析・定着検査の4つの試験がありその中でも新卒採用では資質検査と能力検査を行っております。
あんまり聞かない適性検査ですね
実は、新卒採用のテストの段階ではSPIの自宅受験版を課しているんだけど、本当に参考程度にしか見ないから基本的にSPIの適性検査で落とすってことはないんだよね笑
そしたら、webテで落ちるのは基本的には言語・非言語の試験ができてないからってことですか?
結論から言うとそうなるね
けど、そしたらこのスカウターはどこで使っているんですか?
スカウターは、SPIと同時に適性検査の別試験として課していて、SPIを導入している企業はスカウターを併用もしくは、自動でデータ同期させることが多いね
SPIの適性検査は企業側にはどう結果が見えているのか?
適性検査の結果ってどうやって人事に見えてるんですか?
前提のお話ですが、地頭の良さを調べる試験・性格を調べる試験両方ともすべて細かく数値で出されます。
まずは、地頭の良さを調べる試験では総合評価と能力別評価の両方が表示されています。
総合評価では、言語の偏差値・非言語の偏差値・言語・非言語をあわせた総合的な偏差値の3種類が表示されます。
能力別評価では、語句理解・計算基礎・統計・図形理解・法則理解・文脈理解・論理理解などが偏差値で出されます。
試験の各項目ごとに結果が出てるってことですね
次に性格を調べる試験では項目が多いので概要を伝えると性格の傾向・意欲の傾向・思考力の傾向・ストレス耐性・価値観の傾向・ネガティブ傾向・職務適性・戦闘力・虚偽回答などがすべて数値で出されます。
そして、最後にその人物に対するコメントが表示されます。
その人物に対してのコメントも記載されるんですね….
例えば、ネガティブ傾向は数値が低ければ低いほど良いとされています。
数値が40~50だと注意、50~70だと要注意、70以上はハザードと出ます。
職務適性は適応しやすい・要努力・適応しやすいのどれかで表示をされ、もちろん数値でも出ます。
戦闘力は総合評価で、点数が高いほど活躍する傾向です。
数値として出るってなんか不安です笑
ちなみに、虚偽回答ってなんですか?
虚偽回答は10段階評価で評価されて、数字が小さい方が正直に回答していると判断します。
4以上だと虚偽回答のおそれがあると表示されますが弊社の場合3以上で嘘をついている可能性があると判断しています。
虚偽回答の数値は絶対値だけど、どこの段階で嘘と判断するかは企業によって異なるんですね
けど、嘘ついてないのに嘘って判断されたらいやだな
安心して、ほとんどの学生は0~2のどこかに収まるから笑
虚偽回答ですが、機械が自動的に結果を出すので何を基準にして出しているのかはわかりません。
個人的には、似たような質問がいくつか出されるのでその質問との矛盾を調べているのではないのかなと勝手に予想してます
私の知り合いの人材系の営業で10回以上同じ適性検査をおこなって実験した人がいるのですが、その人いわく別の人を完璧に想像してその人になりきって回答をしても虚偽回答が必ず出るそうです。
コメントではどのようなことが書かれるの?
その人物に対するコメントも出てきますが、数値で出てきた結果を言語化しているだけなので私は特に読んではいません。ただ、数値を見ればどんなことが得意でどんな仕事が向いているのかわかります。
けど、その会社にあってるかどうかって機械に判断できるの?
性格診断では社内にいる活躍している人材・活躍していない人材をそれぞれ10名ずつピックアップしてあらかじめ登録しておきます。そして、学生の活躍度がどれくらいかが偏差値で出てきます。
ここだけの話、人事は数多くの適性検査の結果を見てきてるから学生の結果を見ただけで、適性検査のコメントを見ないでもある程度活躍する人材かどうかある程度はわかります笑
これってほかの適正検査でも同じなの?
正直、うちではスカウターとSPIしか使ってないからわからないけど、玉手箱やTALでも大体同じ感じって人事の先輩は言ってたね
出てくる結果がそこまで変わらないから、会社によって適性検査の種類が頻繁に変わったりするんですね
人事は学生の適性検査の結果のどこを重視しているのか
適正検査で人事に表示される項目はわかったけど、人事の人は特にどの項目を重視しているの?
人事が重視しているのは、ストレス耐性・ネガティブ傾向・職務適性です。
ストレス耐性が低い人は早期離職する可能性が高く、ネガティブ傾向が高い人は取引先と問題を起こす可能性が高いです。
また、職務適性が低い人は成長せずに活躍しない可能性が高くなっています。
もちろん会社によっても、判断基準は違いますが人事の人が社内で評価される基準は前回はなした通り、採用した人物がいかに長く勤務したかどうか
そのため、この3つの項目を評価基準にしてすぐに辞めそうな人や会社のメリットにならない人材を採用しないようにしています。
ちなみに、虚偽回答が高い場合は、不採用にする場合もありますし再面接で調べる場合もあります
適正検査は新卒採用でどれくらい影響があるの?
適正検査で落ちることはあるの?
基本的に適性検査は足きりで使うね
適性検査の結果が良いだけで合格になることはありませんが、適性検査の結果が悪いだけで不合格になることはあります。
また、適性検査の結果に応じて面接での質問も多少変えることも多いです。
適性検査って結局どう受けると企業受けが良いの?
適性検査の受け方のコツを紹介します。
まずは地頭の良さを調べる試験に関してはとにかく勉強をしてください。SPIや玉手箱の言語・非言語の試験をまずは対策すれば大丈夫です。企業によっては英語の試験があるところもあります。とにかく早いうちから勉強をしておきましょう。
性格を調べる試験に関しては、まずは嘘を付かずに回答するようにしてください。感情の起伏が激しいタイプの人は瞑想などで心を落ち着かせてから受けると良いと思います。
嘘は付いてはいけませんが明らかにネガティブな質問に関してはどちらでもないを選択して避けるのが無難です。
余談ですが、適性検査の精度は高いと感じていて、少なくとも直感よりは良く当たります笑
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