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【25卒】内定者が定量的/定性的に教えるメガバンクの比較【業界研究】

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メガバンク就活情報
就活生
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メガバンクってビジネスモデルとかそこまで違いないけど、何がメガバンクごとで違うの?

今回は日本を代表する銀行である、「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」「みずほフィナンシャルグループ」(通称、三メガバンク)の比較をしていきます。

ただ、比較といっても様々な観点があるので、この記事では「定量的側面」「定性的側面」に分けて紹介。

多岐にわたる違いを知ったうえで、ご自身の就職活動にご役立て下さい。

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そもそも三メガバンクとは

そもそも三メガバンクとは

そもそもメガバンクとは、莫大な収益や資産を誇る銀行、並びに銀行グループのことを指します。

三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」「みずほフィナンシャルグループ」の三行がメガバンクです。

銀行には、他にも地方銀行や信託銀行、ネット銀行なども存在していますが、メガバンクではそれらのほとんど全ての業務を担うことができます。

これが「メガ」バンクと言える所以です。

規模感がほかと比較してデカイところがポイントなのね

メガバンクの基本情報

メガバンクの基本情報

ここでは、「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」「みずほフィナンシャルグループ」の3行について詳しく紹介していきます。

三菱UFJ銀行

赤が目印の、三菱UFJ銀行。収益や顧客基盤、海外進出率などどれを取っても日本最高峰の銀行です。

特徴は、何と言ってもその規模。売上高は圧倒的トップであり、その資金を活かして様々な事業を行っています。

また、その事実から各行員は「三菱UFJ銀行の行員である」という誇りを持っています。

ダニ
ダニ

日本を代表する銀行とは、まさに三菱UFJ銀行と言えるではないでしょうか

三井住友銀行

緑が目印の、三井住友銀行。効率性に非常に特化しており、行員一人当たり純利益率で三メガバンクトップの数字を叩き出しています。

特筆すべきは、各行員の仕事への投入量です。

三井住友銀行は少数精鋭だと言われており、少ない人員で最大の利潤を生み出すべく日々奔走しています。

結果、行員一人当たり純利益がトップであるなど、非常に効率的な経営を実現しています。

仕事効率が高いのが特徴ってことね

みずほフィナンシャルグループ

青が目印の、みずほフィナンシャルグループ。組織力に長けており、銀信証(銀行/信託/証券)の一体連携により、幅広い金融ソリューションを提供しています。

みずほフィナンシャルグループの特徴は、やはり非財閥であるという点です。

上記二行とは異なり、財閥グループでないことが非常に自由度高い経営を可能にしています。

自由度が高い?

銀信証のグループ間連携や副業の解禁等、お堅い金融機関では踏み出し難い領域にも積極的に進出しています。

ベンチャーマインド気質とも呼べる経営を支える非財閥という事実が、みずほフィナンシャルグループの特徴と言えそうです。

ダニ
ダニ

最近では、Fintech分野に強い楽天などと内定者が被ることも多いみたい

メガバンクの定量的違い

メガバンクの定量的違い

ここからは、三行の定量的な違いにフォーカスしていきます。

【収益(連結)の比較】(単位:億円)

<三菱UFJ銀行>

<三井住友銀行>

<みずほフィナンシャルグループ>

cf)バフェットコードより独自作成

収益の観点で見れば、やはり三菱UFJ銀行が頭一つ抜けているね

三菱UFJ銀行に追随し、他二行が後を並べるという形です。

【安全性(自己資本比率)の比較】(2021年時点)

各行、4パーセントを越えています。中でも、僅かに三井住友銀行がトップに君臨しています。

しかしながら、自己資本比率はあくまで安全性を評価する際の一つの指標にしか過ぎません。

従って、決してこの数字のみを鵜呑みにせず、その他複数の指標のもと考慮することが吉と言えます。

ダニ
ダニ

ちなみに、日本にしか支店がない銀行は自己資本比率4%でも問題ないけど、日本以外の国にも支店がある銀行の場合は自己資本比率8%以上が目安になります。

【セグメント別利益の比較】(2017年時点より直近データ使用)

cf)各行IR資料より独自作成

セグメント別の利益割合を見ると、比較的各行の違いが読み取れます。

例えば、「リテール事業は三菱UFJ銀行が強い」であったり、「法人であればみずほFGが強い」のように。

このデータから、自らが銀行でとりわけ何の業務に従事したいのかという視点を基に、志望する銀行を決めても良いかもしれません。

以上、客観的事実に基づく三行の比較でした。

そこまで大きな違いはないのね

基本的な事業モデルに大きな変化はないため、数字にもあまり差異はないように映ります。

しかし、企業の将来の経営を左右する業績の数字であることに変わりはありません。

自らが重視するデータをきちんと見極め、企業分析の糧にして下さい。

メガバンクの定性的違い

メガバンクの定性的違い

ここからは、定性面に重きを置き三行を比較していきます。

【企業文化】

<三菱UFJ銀行>

三菱UFJ銀行の企業文化は、「信頼を重視した文化」と言えます。

長い歴史を経て培った盤石な顧客基盤は、まさにその信頼あってのものとなります。

故に、今後も決して損なってはいけない大事なものです。

歴史が長いからその分権威性も高いってことね

また、日本最高峰の銀行の名の恥じないように経営していくことは至極当然のことであります。

<三井住友銀行>

「圧倒的個の力」、これこそが三井住友銀行の企業文化です。

行員一人当たり純利益率や、少数精鋭の組織モデル等はまさにこの文化があってこそのものとなります。

それに付随するのは、行員の成長幅。日夜精進しなければ、この組織体系に付いていくことは難しいでしょう。

しかし、その先の個人の成長量は著しいのもとなり、自ずとやりがいや満足感をもたらしてくれるかもしれません。

<みずほフィナンシャルグループ>

みずほフィナンシャルグループの企業文化は、「先駆者」であること。

メガバンク発のグループ経営や、副業の解禁等はみずほフィナンシャルグループが主導して行ったものになります。

その背景には、やはり非財閥である事実が潜んでいるでしょう。

こうした自由度高い風潮が、みずほフィナンシャルグループの「先駆者」としての誇り、言動を生み出しています。

【行員マインド】

<三菱UFJ銀行>

三菱UFJ銀行の行員を形容する際に頻出する表現は、「エリート」。この表現は、非常に的を得ていると言えるでしょう。

多くの領域において高いパフォーマンスが要求され、更には人としての信頼が重視されます。

こうした境遇にも負けず戦える人材こそが、「エリート」として三菱UFJ銀行を支える主人公となり得ます。

<三井住友銀行>

三井住友銀行の行員は、往々にして高い挑戦心を抱いています。

成長を常に求められる環境に足を踏み入れることは、決して容易いことではありません。

そんな中、三井住友銀行に入行を決め、今尚活躍を続ける行員はまさに挑戦心の塊と表現できます。

ダニ
ダニ

実際に、自分の知り合いでもSMBC出身の人はベンチャーや外銀など他社に転職しても結果を出しています。

<みずほフィナンシャルグループ>

みずほフィナンシャルグループは、非常にクリエイティビティに富んでいる行員で溢れています。

事実、グループ連携経営や副業の解禁は当時の金融機関として異例のことであり、そのクリエイエティブさがみずほフィナンシャルグループの今を形成しています。

自由度高い環境を最大限に活かし、その創造性を発揮できている行員がみずほフィナンシャルグループでは活躍していくのでしょう。

以上、定性面から見た三行の比較でした。

しかし、メガバンクはそれぞれ何万人も行員がいて、十人十色の言葉があるよう、それぞれの行員は人であるが故にやはり様々な色を持っています。

ダイバーシティが叫ばれる昨今、一つの色に染まることなく活躍できる環境がどんどん用意されていくでしょう。
そんな中で、色々な人が活躍されることを祈っています。

まとめ

業務的な違いこそはないものの、細かい数字や銀行ごとの特性はやはり千差万別と言えます。

特に、セグメント別の割合は各行で大きく異なります。自身が銀行で従事したい業務を明確にしたうえで、企業選びを行うと良いでしょう。

また、各行にはそれぞれの特色があります。

一様にそれを妄信することはいけませんが、一つのサンプルとして知っておくべき就活生の知識かもしれません。

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